プレスリリース

ACCELアルゴリズムをアップデートし、REM睡眠を精度良く判定可能に。-医療機器「アクティグラフセンサ ACCEL ATRIA」でも利用可能-

 東京大学発の睡眠テックスタートアップである株式会社ACCELStars(読み方:アクセルスターズ、本社:福岡県久留米市、代表取締役:宮原禎、以下 「ACCELStars」)は、ウェアラブルデバイスで精度良く睡眠覚醒判定を行うためのアルゴリズムであるACCELをアップデートし、REM睡眠を精度良く判定できるようになりました。2024年4月に上市した医療機器「アクティグラフセンサ ACCEL ATRIA」の測定データを用いることでも利用することができます。

 ACCELStarsでは、従来、加速度センサの測定した加速度データを用いて、睡眠覚醒判定を行っておりましたが、新たにPPGセンサで測定した脈波データを用いて、覚醒(Wake)、REM睡眠、Non-REM睡眠の3値判定アルゴリズムを開発しました。

解析結果画面のイメージ(紫色がREM睡眠、濃い青色がNon-REM睡眠を示す)

 推論精度向上の取り組みとして、本アルゴリズムの開発にあたり、学習データを作成する複数の技師間の睡眠段階判定基準のチューニングと一貫性担保プロセスを構築しました。それによって、技師間の視察判定スコアが向上し、文献[1]で報告されている一致率評価よりも高い一致率を得ることができました。

良質で一貫性のある学習データを作成できたことで、本アルゴリズムは睡眠段階判定のゴールドスタンダードであるPSGデータに対して、高い精度を担保することができています。


 本アルゴリズムは弊社が提供する解析クラウド「ACCELStars Analysis Platform(略称:ASAP)」上でご利用いただくことができます。

【会社概要】
株式会社ACCELStars(アクセルスターズ) 
代表取締役CEO 宮原 禎
設立日:2020 年 8 月 28日
本社所在地:〒839-0864 福岡県久留米市百年公園1-1
東京オフィス:〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1東京大学アントレプレナープラザ205
HP:https://www.accelstars.com/

宮原 禎(代表取締役 CEO)

リクルートにて事業開発を経験後、複数社の経営経験を経てヘルスデータプラットフォーム社社長に就任。PepUpを立ち上げ、国内最大級のPHRサービスへ成長させる。JMDC統合後はFitbit社との日本独占提携などを指揮。2021年5月より現職。

上田 泰己(創業者 / 取締役 CTO)

2004年、東京大学大学院医学系研究科修了。03年から理化学研究所チームリーダー等を経て13年より東京大学大学院医学系研究科教授。現在、東京大学大学院情報理工学研究科教授等を兼務。専門はシステムズ薬理学・睡眠。

【本件に関するお問い合わせ先】 
株式会社ACCELStars(アクセルスターズ)
広報担当:press@accelstars.com