ビジョン

弊社のビジョン・ミッション・行動規範とともに、
創業期の想いを対談形式で掲載しております。

Vision Mission

ビジョン・ミッション

睡眠を解明し、新たな医療を創造する
Creation of new medicine by elucidating sleep

Code of conduct

行動規範

  • 明るく、楽しく、元気良く
  • 互いを尊重し、協力しあう
  • コトに向き合い続ける
  • 探求心を忘れずに、学び続ける
  • 医療に関わる高い倫理観を持つ

特別対談

ACCELStarsを創業された経緯について教えてください

(上田)私は、東京大学で長くシステム薬理学を専門に研究に取り組んでおります。その中で、人の脳と心の病気をなんとかしていきたいという思いが日に日に湧いてきていました。日々の臨床としての病気そのものをどうするかはできないのですが、私は科学者として、脳の状態の把握として、睡眠覚醒の状態をしっかりとらえることはできるんじゃないかと考えました。技術開発には、何年もの間、東京大学のすぐ近くにアパートを借りて、多くの協力者のみなさんに睡眠検査装置を装着しデータを取得しました。何度も仮説に基づいて、分析・解析をしていき、時間はかかりましたが、幸いにも睡眠の睡眠・覚醒をしっかり検知し捉える技術をつくることができました。でも、その技術を、どうやって社会実装していくかと考えていく中で、毎年簡便に脳と心の状態の健康診断をする、あるいは特定健診の中に睡眠検査項目を入れるなどを考えていました。そこで、社会実装するには会社が必要だと感じ、創業にいたりました。ただ、妄想はふくらみますが、なかなか進まない中、宮原さんと出会うことができました。

CEO宮原さんとはどういうつながりでご一緒にすることとなったのでしょうか?

(宮原)20代後半から複数の企業で経営に参画してきました。そこでは、事業開発・新規サービス開発をして、社会実装することをやりつづけてきました。前職では、医療データベース企業で新規事業やマーケティングの統括責任者で、その直前まで、ヘルスデータ・プラットフォーム株式会社で、代表取締役を務めていました。0から一人で会議室を借り、本当に小さなオフィスから始めたPHR(Personal Health Record)事業が、今では日本最大級の生活習慣病に対する予防ソリューションになりました。しかしながら、日々のビジネスを考え、進めている中で、メタボ対策やダイエットといった体の健康から、成熟社会を中心にした世界では脳と心の病気の予防や治療によりニーズがでてきていると感じて、当時、お預かりしていた1.4万人ぐらいの睡眠データを分析しておりました。いざ、ワークスタイルやライフスタイルから睡眠への影響などの仮説を出して、分析していくと、精度には限界があることを感じました。精度が上がれば更に社会に役に立つサービス開発につながるはずだと考えていました。そんな中、新型コロナウィルス感染者拡大をする中で、「脳や心の病気」への課題意識が更に高くなっていき、自分自身もその分野で起業してみたいという思いが強くなっていました。具体的には、睡眠や概日リズムを使った予防ソリューションなどを開発できないかと考えていました。人の中にある時計に惹かれていましたね。偶然にもそのタイミングで、たまたま共通の知人を介して、2021年春に上田先生と知り合うことができ、程なく意気投合することができました。上田先生の思いと自分の思いが重なり、互いが補完関係として起業することができると思ったんです。

(上田)PHR(Personal Health Record)を0→1で作り上げた宮原さんのことを、毎日のようにラブコールをしてました(笑)今では、一緒にやれることができて本当に良かったと思います。

最初のお互いの印象は?

(上田)宮原さんへの印象は、いろんなことを色々試して、早く修正していこうとする方。複数のファクターから、背後情報を集めて、そうした情報をもとにスピーディーに事業開発やサービス開発に反映していく力は、物凄い能力を感じました。

(宮原)上田先生への印象は、自分の事業開発のアプローチと科学者としての上田先生のアプローチが似ているなあと感じました。私の事業開発のやり方は、素早く本や論文やインターネットで情報収集しながら、色んなニュースをみて、人と会いまくって、世の中の流れ、技術の流れ、市場のギャップを整理して仮説化し、まずは小さくサービスに具現化して、実際に使ってもらいながらクイックに修正していくやり方です。上田先生は、学会に一緒に参加しても、足で稼いで多くの科学者とコミュニケーションをとりながら、アイデア素早く出して、そして新たな研究へとつないでいく。科学者の方々は、もう少しゆっくりPDCAされるのかと思っていたのですが、実際には、スピーディーに調べて、大きな流れを読みながら、素早く仮説を出し、素早く研究に取り組んでいらっしゃいます。それが、ものすごく刺激的かつ共感することが多く、この人と一緒にやりたいと感じました。

(上田)自分たちも、研究し始めるとき、Comprehensiveに実験やろうってよく言っていました。もちろん、やる前にものすごく考えて調べるのは同じですね。

創業1年経ってみて、今後近未来で実現できそうな次世代睡眠医療みたいなものはございますでしょうか?

(上田)睡眠関連疾患では、1次、2次、3次予防という概念はありませんでしたが、その概念やニーズがあることがようやくわかってきました。そして、この1年で、ようやく1次予防の社会実装の形が少し見えてきましたし、大規模なスタディも開始することができました。2次予防や3次予防は、各疾患ごとにまだまだ見えていない人の脳と心の実態もわかっていないため、生物だけではなく、物理や数学博士の方や凄腕のプログラマー、臨床医など多様な経験豊富ないろんな方々が入社されプロジェクトを進めています。それらのプロジェクトで新たなチャレンジができておりますし、社会実装に向けていけそうな気がしてきています。

(宮原)日本のスタートアップの中でも、これほど多くの多様で優秀な人材が集まっているスタートアップはないと自負しています。超一流のアカデミアや臨床医の先生方との共同プロジェクトにおいても、睡眠や概日リズムをしっかり日常的に測ることがとても大切であると共感いただけていることは、とても良い手ごたえを感じています。脳や心の病気や睡眠の課題は日本での生活者だけの問題ではなく、世界共通の課題だと思っています。

(上田)健康の意識が高まれば高まるほど、その問題はハイライトしていきていますよね。眠りを通して、眠りをなおしていって、日本のみならず、アジア、ヨーロッパ、欧米諸国へとサービス提供できるようにしていきたいと思っています。そんなにその未来は遠くないと確信しています。

(宮原)ウェアラブル端末のアルゴリズムのみならず、継続的に、PSGデータと一緒にアルゴリズムを進化し続けている企業はとても少ないです。私も当社のメディカルデバイスを日本のみならず、世界でも提供できるのは、そう遠くないと感じております。